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初日の出 [里山の生活]

辺りが白んで来た夜明け前、やっぱりじっとしていられずに初日の出を拝みに起き出した。
霜の降りた田んぼの畦に降りると、くっきりとシルエットを描く山の端から初日が昇った。

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たき火をしていた爺ちゃんが柏手を打ち、曲がった腰を更に曲げて朝日に向かって手を合わせた。高齢ながら黙々と農業を続けるご夫婦に、今年も自然の恵みが豊かであるようにと願わずにはいられない。

今年も皆様にとって良き年でありますように。

日がなのんびり [里山の生活]

このところ大気が不安定で、はっきりしない天気が続いていましたが、今日はようやく晴れて風もなく穏やかな天気です。

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先週末カミさんがリンスしてくれたバラ肉を取り出して

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タコ糸で結び


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炭を熾して窯を温めたら


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1時間ほど水に浸けておいた桜の枝をその上に乗せて

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65~70度で約1時間半燻煙します。


ベーコンを作る間は時々温度計に目やって炭火の調整をするほかに特にすることもないので、ウォークマンで音楽を聴いたり庭をブラブラ・・・。

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あちらこちらに少し色違いのスミレが顔を出し


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スイセンや

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イベリス


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それに移植したばかりのナシの若木も白い花をいっぱいつけていました。


暖かくなって、庭が少しずつ色付いてきます。

里山暮らし [里山の生活]

今日はお誘いを受けて同じ八郷に住むⅠさんのお宅へお邪魔しました。

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真西に芦尾山、 少し南に筑波山を望むテラスにから夕陽が沈むのを楽しみながら

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お蕎麦屋さんの台所をお借りして打った蕎麦を持参して、皆さんに味わっていただきました。打ち始めて未だ40回弱、初心者マークのついたお蕎麦ですが、なんとか及第点を頂けました。

Ⅰさんは奥さんとお二人で家を建てました。といっても私が建てたログや納屋などとは全く次元の異なるレベルで、20年計画の9年目で母屋が完成し、これから離れ、納屋、長屋門と建設予定だそうです。部材もコンピュータでプレカットの設計をすべてこなす専門的なものです。一緒にお邪魔したOさんご夫妻も、古民家を自力で再生させたツワモノですが、皆そんなことを口にするのも憚られるスケールの違いに圧倒されました。

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明かりが灯ると軒下から漏れる明かりに、まるで重厚な作りの家が海上に浮かぶ船のように浮かび上がりました。

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たくさんのアルコールも手伝って、

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夜の更けるのも忘れて話しが弾み、


気がついたら日付の変わる少し前でした。







ハーブティー [里山の生活]

いつもは日の出と共に目が覚めるのに、今朝は気付くと8時過ぎ・・・少し疲れが溜まっていたかもしれません。

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キッチンガーデンのアップルミントを摘んで

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レモンと蜂蜜を入れたハーブティーを


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先日作った木イチゴのジャムを乗せたクッキーと一緒に頂きました。

ニュースでは台風四号が近づいているとのことですが、外は嵐の前の静けさです。

シイタケ栽培に挑戦 [里山の生活]

昨年春にシイタケの菌を植え付けたクヌギやナラの木を、その後特に面倒を見るでもなく無造作に垣根に立てかけておいたら、夏の強い日差しで乾燥してどうやらダメになってしまったようです。その時に買った椎茸菌の残りが使えるかどうか聞いてみようかと説明書を見たら、菌を培養している会社が我が家と同じ町内だったので、挨拶がてらに出かけてみました。

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可愛いキノコの看板を目印に行くと、

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菌研という名前から想像するイメージとは違って、敷地内に樹齢750年を越す天然記念物のサクラが構える旧家で、ご主人が笑顔で迎えてくれました。お茶を頂きながらシイタケの栽培方法などについて色々とお話を伺いました。かつては手入れされた山でマツタケを始めとして様々なキノコが採れた八郷も、高齢化による人手不足で山が荒れ、今では野生のキノコは殆ど見かけなくなったそうです。

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肉厚の実を付ける『どんこ』を栽培してみたいと言うと、「どんこは零下の寒冷日数がかなり必要で、初めて栽培するなら失敗の無い普通のシイタケにした方が無難ですよ」と助言をしてくれました。

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菌を植え付けるナラの木は、昨年末に切ってひと月半ほど乾燥させたもの。丁度良い含水量です。

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ドリルで開けた穴に

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菌のついたダボを打ちこんでいきます。

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菌を植え付けたナラは、薪積みにして四月頃までビニールをかぶせておき、乾燥するのを防ぎます。

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春になって菌が定着したら幹をを立てかける場所も、ヒノキやカシに囲まれた木陰の涼しい所に準備しました。来年秋の収穫まで1年半かかりますが、今回は少しマメに育ち具合を観察しようと思います。


難台山麓の家具工房 [里山の生活]

昨日は湘南から久しぶりにやって来た旧友のMさんご夫妻と一緒に、家具製作所のオープン工房を見学しました。中戸の集落を難台山に向かって少し登って行くと、大きな椎の木が目印となる緑の中に工房があります。

元は麦畑だったというなだらかな斜面には、移り住んだ当時植えた若木が高さ10mを越す大木にまで成長し、20年という月日を感じさせます。

枕木で自作した工房には様々な加工機械や工具が所狭しと置いてあって、『男の子の夢』を見ているようでした。

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ムクの材木で作られた家具は温かみがありますが、私が特に気に入ったのはご主人が作られた離れの建物。八郷が一望に見渡せる南向きの斜面に建ち、

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日差しが程良く入る居心地の良い小さな空間とそこから見る庭の佇まい・・・「う~ん、自分も作ってみたい」と思わせる魅力を感じました。

八郷クラフトフェア [里山の生活]

今日から3日間八郷クラフトフェアが開かれます。今日は初日、前夜祭を目当てに夕方から出かけました。

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会場に向かうと、手前の田んぼにハンググライダーが駐機していたので写真を撮りに行ったら、「乗ってみませんか?」と誘われました。高い所は苦手だからと逃げ腰になるカミさんを尻目に、「それでは私が!」とブランコのようなハーネスにぶら下がって

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オートバイを改造したウィンチが牽引すると

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ふわりと浮いて、ライト兄弟のような(?)低空飛行で50mほど滑空しました。

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さて、日も暮れてたき火が焚かれ、

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ふるまわれたつくばシャモの唐揚げと鍋を頂きながら、ジャズの演奏を楽しみました。
クラフトフェアの開かれる時期になると、いよいよ冬の到来です。

二台目の愛車・・・軽トラ [里山の生活]

八郷に引っ越してすぐのこと、森林組合のTさんに世話してもらった薪を取りにワゴン車で行ったら、

「えっ。この車に積んでいいんすか? 田舎暮らしじゃ軽トラは必需品っすよ」

と言われました。

とはいえ二台目の車を持つのももったいないなぁと、これまで運べるものはワゴン車で済ませてきました。後部座席を倒して畳一帖大のベニヤ板、助手席までシートを倒して角材や鉄パイプ、それに袋詰めの砂利やセメント、煉瓦、ブロック等々・・・結構運べるものです。

しかし、さすがに農機具や長尺の材木はワゴン車では無理ですし、これから先の年齢を考えると、重量物の上げ降ろしを無理な姿勢ですると、ギックリ腰になる心配もあるし・・・ということで、ついに軽トラを買うことにしました。

ひと月ほど前に中古車センターに行って、店先にあった数台の中から良さそうな車に決めようとしたら、店の親爺さんが

「毎週新しいのが何台か入荷して来っから、そんなに慌てないで色々見てからにした方がいいよ。」

と諭されて足を運ぶこと5回、ようやく頃合いの車を見つけて今日が納車、早速丸太と切り株を運んで来ました。

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野良仕事をするので四輪駆動とマニュアルシフトは必須条件です。エアコンは予定外で少し贅沢ですが、夏場に少し遠いホームセンターに資材を買いに行く時など助かります。

カミさんもこの車が気に入ったようで、

「今度から八郷の中の移動はこれにしましょ」

と言っとります。
私たち夫婦の生活も、徐々に田園風景に溶け込んで行くようです。

骨董市 [里山の生活]

今日は梅雨の合間をぬって

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月二回催される岩間の骨董市へ出かけました。

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9時少し前に会場に着くと、既にたくさんの人で賑わっています。

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主な出物は陶磁器や藍染めの古布ですが

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中には楽器や

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タイプライターなども。 オリベッティに吸収される前のものとのことです

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少し変わったところでは、中国の枕・・・店の人と話をするだけでも楽しめます。

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さて、ぶらぶら歩きに疲れたら木陰に座って音楽を聴いたり

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ところで、今日のお目当ては『鉄瓶』です。いくつか迷った挙句、飽きの来ないシンプルなデザインのものにしました。

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やはりストーブの上にはステンレスのやかんより鉄瓶がしっくりきます。


【栗の家 骨董市の情報】

第1、第3日曜日開催 詳細は以下を参照ください

http://www.kurinoiekottouichi.com/





笑而不答心自閑 [里山の生活]

先月「こんこんギャラリー」で開かれた瀬川敦子さんの篆刻展で、ひとつの作品を求めました。瀬川さんの作品は書体のユニークさもさることながら、文字に込められたメッセージが興味深いのです。

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これは李白の詩「山中答俗人」

   問余何意棲碧山
   笑而不答心自閑  笑って答えず 心自ずから閑なり
   桃花流水杳然去  
   別有天地非人間  

から取った一節です。

   人はどうしてこんな山奥に住んでいるのかと私に尋ねる
   私はただ笑って答えないが、まことにのんびりとこの環境を楽しんでいるのだ。
   桃の花びらが、川面に浮かんでゆったりと流れ去り、
   世間(都会)とはまったく異なる風情があるではないか。

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八郷には四季折々の美しさがありますが、今は田んぼに水が張られ、木々の若葉と共に緑豊かな風景を楽しむことができます。我が家を訪れる友人に「どうしてこんな田舎に移ったの?」と聞かれた時、この詩を見てもらうことにしています。



井白(いしら)の泉 [里山の生活]

筑波山の伏流水は西の真壁にあるつくし湖、山の東西を結ぶ湯袋峠、それに八郷の井白の泉から湧き出しています。

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井白の泉は我が家からほど近いのでいつも利用しています。単独峰の基底から流出する地下水の平均滞留時間は数年で、数十年といわれている深層水に比べると比較的短い方ですが、それでも砂礫でろ過された軟水は、グルタミン酸やタンニンを良く抽出するので、出汁やコーヒー・紅茶が美味しく、またお米もふっくらと炊けます。

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お正月には地主さんが鏡餅を供え、注連飾りをつけていました。美味しい湧水が飲める環境に感謝しなければいけませんね。

月夜 [里山の生活]

窓辺の明るさに誘われて、シルクスクリーンを上げてみると

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黒いシルエットを見せる樫の木の向こうに、煌々と輝くお月さまがいました。

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空を駆け昇って行くと、そこには険しい山と静かな海が見えました。

アポロ11号で人類が月面に着陸してから40年以上経ちましたが、青白く神秘的な光を放つお月さまを見ていると、今でもお伽の世界があるような気がします。

冬仕度 [里山の生活]

朝起きると庭に霜柱が立ち、

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窓から正面に見える山の裾野には靄がかかっていました。

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急いで果樹の苗に藁を巻き

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薪も十分に割っておきました。

八郷もいよいよ冬支度です。


お餅付き [里山の生活]

今日散歩をしていると、

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向こう隣りのYさんがお庭でお餅付きをするということで、お誘いを受けました。

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我が家の子供たちが幼い頃、子供会の行事で数回ついたことはありますが、玄米でつくのは初めてです。杵で潰すとまるで山芋のような粘りがありました。

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鬼下ろしの大根をかけたからみ餅に、定番のあずきときなこ

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豚汁や手作りプリン、お庭でとれたみかんも出てきて大満腹!

我が家も暮れには餅をつこうかな。


里山の復活 [里山の生活]

先日、植林ボランティア仲間のⅠさんにブルーベリーの話をしました。前の家から株分けして持ってきたブルーベリーの元気がなく、八郷の土地に合った品種や土の作り方、日当たりや水はけの具合などを知りたかったからです。

  「それなら詳しい人がいるからご紹介しますよ」

と言って頂き、今日はカミさん、Ⅰさんと一緒にブルーベリー園に出かけました。

霞ヶ浦沿いの道から少し小高い丘を登ると、緑に包まれた家がありました。中庭に入ると、細身で背の高いTさんが温和な笑顔で迎えてくれました。

  「我が家でここが一番涼しいですから」

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と風通しの良い縁側に案内され、しばらくすると大粒のブルーベリーを持って来てくれました。

  「家で作ったものです。どうぞ」

と言われて口にした実は、実に甘い味でした。

Tさんは

  「収穫が1日でも違うと、甘さは全く違うのですよ」

と、笑顔のまま話を続けてくれました。

ここ玉里(たまり)は切り絵の滝平(たきだいら)二郎さんが生まれ育った町で、彼の画題に多く取り入れられた美しい日本の原風景があった所ですが、農村の疲弊とともに風景も荒廃して行きました。Tさんは5年前から地主の人たちに許可をもらって荒れた里山に手を入れ、無農薬のブルーベリー栽培とともに、美しい風景を再び取り戻そうと活動しています。

Tさんは素人の私たちの質問にひとつひとつ丁寧に答え

  「一番大切なのは土です。この手間を惜しんではいけません。実際に植えている所をご覧になりますか」

と、果樹園に案内してくれました。

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丘の上のなだらかな傾斜地に、様々な種類のブルーベリーが植えられ

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挿木から5年ほど経ったハイブッシュが、熟した大きな実をつけていました。

  「以前は牧草地だったんですよ」

というTさんに

  「それなら土が肥えて、肥料が要らないでしょう」

と言うと

  「土は何千年という歴史を経てできたものです。高々2、30年の使い方でそう大きく性質が変わるものではないのですよ」

と教えてくれました。

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道端のブラックベリーが実をつけた小道を辿りながら丘の一番上まで登ると、

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色とりどりの花が咲くナチュラルガーデンがあり、

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テラスからは、霞ケ浦の向こうに筑波山の美しい稜線が見えました。

  「この風景を子供たちの代に残したいのです。現実はほとんど土にまみれた仕事ですけれど」

一人で農園を世話し、里山の復興を目指して努力しているTさんは、温厚で淡々とした外見からは想像できない強い信念を持っているのだと感じました。

育み [里山の生活]

水の張られた田んぼは

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山を映し

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雲を映し

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夕日を映して黄金色に輝きます

実りの秋に向かって生命を育む里山


田植え その2 [里山の生活]

さて今日は、昨日に引き続いて午前中までに田植えを済ませ、一段上にある棚田の土起こしをしました。

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こちらの棚田は、昨秋稲を刈り取ったままで土が硬くなっているので、

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マメトラ(小型のトラクター)で表土を掘り起こして行きます。

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こちらもほぼ一反の田圃を耕し終わって、めでたく水入れをしました。水を張って一週間ほど置き、土が柔らかくなった所で代カキをして田植えをします。


野良仕事から上がると、師匠が

「筍、持って帰る?」

と言うのでてっきりくれるのかと思ったら、斧を手渡して適当に取って頂戴と言われました。

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師匠の家の裏の竹やぶに入ると、手ごろな大きさのものがいくつかあったので、二本掘り起こして頂いてきました。

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ゴールデンウィークに入ってから晴天が続き、今日も山陰に沈む夕陽が綺麗です。

田植え [里山の生活]

今日は味噌造りの師匠と一緒に田植えです。

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太田の農家に棚田を貸していただきました。八郷の中でも太田は山からの湧水が良く、美味しい米が取れる所です。

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面積は一反と少し。苗を10舟使います。

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さて、水の中の畝がデコボコした所はレーキでならしながら

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田圃に張った縄に沿ってコシヒカリの苗を3-5本ずつ等間隔で植えて行きます。中国語で田植えのことを挿稲と言いますが、まさにその通り泥に苗をそっと差し込むように置いてゆきます。

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縄を張った所はなんとか直線ですが、なかなか全部をまっすぐにはできないところはご愛敬。

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ヨシ爺さんが心配したマムシには会いませんでしたが、田圃には蛙やオタマジャクシがいっぱいでした。

今手植えをする農家はほとんどなく、我々が作業をしていると軽トラで通りかかる農家の人がわざわざ車を止めて、色々アドバイスをしてくれました。

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昔は一反を16人で列になって植えたそうです。我々4人が朝9時から初めて、ようやく4分の3ほど植え終わる頃には、陽が傾いて蛙の大合唱が始まりました。

茶飲み話 [里山の生活]

今日大工仕事をしていると、カミさんが「あらっ、こんにちわ」と声をあげ、何処からともなく庭にヨシ爺さんが現れました。この間山で初めて会った時に家の場所を聞かれて、「あの辺のちょっと先・・」なんて大雑把には言ったのですが、さすが人家の少ない所だけあって、簡単にわかったそうです。その時に木を切りたいと言った我が家の様子を見に来てくれたようです。

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サワラヒノキが手入れされないままに密集して下地が荒れているので、果樹などを植える前に間伐をして日当たりを良くしたいと思っているのです。田園風景の見通しも良くなりますしね。

ヨシ爺さんはきつい方言なので、所々聞き返さないと話がわからないのですが、何せ80年以上もずっとこの八郷で暮らして来た里山生活の“達人”です。私が先日こんにゃく造りに挑戦して、今ひとつうまくいかなかった話をすると、

「そりゃ、芋は握りこぶしぐらいのがちょうどええ。大きくなったやつは実がゆるいからな。それからな、煮るときゃ腕が痛くなっくらいまでかきまぜにゃだめだ。ハハハ。んでも、若いのに自分でやろうってのはえらいもんだな」

と妙に感心していました。決して若くもないんですけど・・・

話が一段落すると、ヨシ爺さんは

「あ、長居しちまったな。ども、ごちそうさんでした。」

と言ってペコリとお辞儀をし、胡坐で少し硬くなった腰を伸ばして、ガタガタと音のする軽トラに乗って帰って行きました。ヨシ爺さんの座っていた座布団には、ほんわりとした暖かい気持ちがそのまま残っているようでした。

炭焼きのヨシ爺さん [里山の生活]

薪はアウトドアショップでもひと束500円くらいで売っていますが、ストーブでひと冬に使う量は3立方メートル程になるので、たいていは山で切り出した原木を買います。それをチェーンソーで一尺ほどの長さに切って斧で割り、数カ月乾燥させてから使います。

ただ、今から割ったのでは間に合わないので、当座の分の工面をどうしようか迷って、地元の森林組合に相談したところ、炭焼きのヨシ爺さんを紹介してくれました。ヨシ爺さんは八郷でただ一人、今も炭焼きを生業にしています。終戦直後に二十歳そこそこで結婚されたそうですから、もう八十歳を越えていますが、今も現役でカクシャクとしています。

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たくさんの薪が積まれた炭焼き場に行くと、おばあさんが出てきて、

「あぁ、すまんねぇ。じいさんは山に行っとるで。」

と教えてくれました。

森林組合のTさんの軽トラに付いて山に入り、林道の傍らに車を停めて、薄暗い林を通り抜けると、開けた空の下でヨシ爺さんがクヌギの切り株に腰かけて一服していました。

「今度こちらに移って来ました。宜しくお願いします」

と挨拶すると、

「あぁ、そうかい。木が欲しいなら林道まで出しとくから、積んでもってってくれ。軽トラはあんのか?」

などと、色々と親切に教えてくれました。

今日、薪を取に行くと、帰りに

「これも持ってけ、なくなったらまたあっから」

といって、しいたけをどっさりくれました。ヨシ爺さんの家には炭焼き用のシイやナラの木が山ほどあるので、しいたけも作っているのです。

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手のひらほどの大きさで、2-3cmの肉厚です。焼いたその味の濃いこと・・・今までのしいたけは何だったんだろうかという美味しさです。

山で70年近く働いてきたヨシ爺さんには、これからも色々教えてもらえそうです。

弟子入りしようかなぁ・・・。


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